セグメント別構成比

売上高 売上高
ファイナンス事業 営業損失 ファイナンス事業 営業損失
[注]
  1. ※1
    売上高の内訳は、外部顧客への売上高を表示しています。
  2. ※2
    2024年度のディストリビューション事業の営業利益は304億円です。

事業戦略

「PayPay」は、6,800万人超の登録ユーザー数※1を有し、2024年暦年の決済取扱高において、国内QR・バーコード決済市場の約64%※2のシェアを占める国内最大級のキャッシュレス決済サービスです。引き続き、月間取引ユーザー数や決済単価・決済回数の増加を通じて同サービスの決済取扱高を拡大させるとともに、「PayPay」の決済プラットフォームとしての強みを生かし、周辺金融サービスの成長促進を目指します。

また、SBペイメントサービス(株)が提供する決済代行サービスにおいては、当社の通信料金などの決済以外の領域(非通信領域)における決済機会を積極的に取り込み、決済取扱高の最大化を図ります。

[注]
  1. ※1
    「PayPay」のアカウント登録済みユーザー数(2025年3月末時点)
  2. ※2
    コード決済国内市場シェアは一般社団法人キャッシュレス推進協議会「コード決済利用動向調査 2025年3月14日公表」をもとに当社にて算出

競争優位性

PayPay(株)

「PayPay」の最大の強みは世界中から集まる多国籍の優秀な自社エンジニアによるプロダクトの開発力です。開発の内製化にこだわり、変化するユーザーニーズに迅速に対応するほか、セキュリティを継続的に強化しています。また、高い営業力を生かして開拓した広範な加盟店網や、事業フェーズに応じた効果的なマーケティングが行えるマーケティング力も強みです。

同社は2022年にPayPayカード(株)を完全子会社化したことに加えて、2025年4月にPayPay証券(株)およびPayPay銀行(株)を子会社化しました。6,800万人超の顧客基盤を有するという強みを生かし、これらの金融サービスの利用浸透および収益の拡大を図ります。

SBペイメントサービス(株)

SBペイメントサービス(株)は、当社グループ内外を問わず、幅広いeコマース事業者向けに決済サービスを提供しています。(2024年度決済取扱高は約9.8兆円)

同社はその事業活動において、当社グループ企業群との連携を強みとしています。当社グループは、通信、eコマース、QR・バーコード決済、SNSといった多様な分野で事業を営んでおり、多くの取引企業や加盟店を有しています。同社自身の営業活動に加えて、当社グループの取引企業や加盟店に、さまざまなニーズに応える豊富な決済サービス(クレジットカード・QRコード決済・電子マネーなど)を提供することで、同社の加盟店数を飛躍的に増加させています。また、開拓した加盟店に対して、AI不正検知サービスや「LINE」と連携した店舗運営支援サービスなどを提供することにより、1加盟店当たりの取扱高のさらなる拡大を目指しています。

事業目標

セグメント営業利益

2025年度までに黒字化を実現

(2024年度進捗)
達成(2024年度実績は営業利益332億円)