「AIチャレンジ」は、生徒がAIを使った企画を考えるだけでなく、それを実務者に送って講評いただくような学びも提供されており、AIを使った問題発見・解決の豊富な事例や、AIを実際に活用する仕掛けも準備されています。これらは、情報科の授業だけでなく、「総合的な探究の時間」を含めたさまざまな教科などで活用可能なものです。学校全体で取り組むことにより、AIを知り、それを使いこなす力が育っていく。それは、子どもたち自身の自己実現の糧となるとともに、次の時代を力強く進めるための原動力にもなると思います。
説明会
申し込み




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AIチャレンジの学習者人数が累計37,000人を突破。(2025年3月末時点)
教員向けの「生成AIスキルアップ講座」を追加しました。
DXハイスクール・生成AIパイロット校・情報Ⅱでもご利用いただけます。
AIチャレンジは、これからの社会で求められるAIを使いこなせる
「AI活用人材」を探究学習を通じて育成する実践的な教育プログラムです。
なぜAI活用人材が求められるのか?
日本は超高齢社会・労働人口の減少・過疎化など、さまざまな課題を抱えています。これらの社会課題を解決するためには、人間より機械が得意な領域は最先端のテクノロジーであるAI・スマートロボット(AI制御のロボット)に仕事を任せ、限られた労働人口で生産性を一層高めていく必要があります。


そこで多くの企業で求められるのは、エンジニアなどの「AI開発者」ではなく、AIを使いこなし、事業に生かす「AI活用人材」です。AIによって仕事が失われるのではなく、AI活用という資質・能力を生かした新たな仕事が数多く誕生すると考えられます。そのため、在学中の積極的な「AI活用人材」育成が期待されています。


[注]
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※
情報処理推進機構AI白書編集委員会が発刊する「AI白書2020」P.310「ユーザー企業におけるAI人材の不足等」のデータを元に、当社にて情報を加工しています。
生徒向け教材
不確実で単一正解がなく予測が難しいVUCA※の時代、
自ら課題を見つけ解決する探究学習がますます重要になっています。
AIチャレンジでは、次世代を担う子どもたちが多様な発想力でAIを道具のように活用し、
アイデアをカタチにする実装力を身につける一連の体験を通して、
良質な探究学習に取り組むことが可能です。
画像をタップしたら拡大します。
探究学習そのもののフレームワークは、Unit 1からUnit 4を通して習得できるよう構成されており、テーマと使用ツールを限定した上で、全員が実装まで達成できるAI活用の成功体験を積んでいきます。また、生成AIの種類や仕組み、効果的な活用方法、倫理的問題などを学ぶことができる「生成AI活用入門教材」と、ChatGPTプロンプト実践集「ChatGPT活用ガイド」を用いてAIチャレンジでの学びを一層高めることが可能です。
[注]
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※
Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をつなぎ合わせた言葉。

STREAMチャレンジとは、探究的アクションを社会全体で応援するプロジェクトです。
2024年度から全国高等学校AIアスリート選手権大会「シンギュラリティバトルクエスト」の競技として開催します。
運営:一般社団法人未来キッズコンテンツ総合研究所


受賞プロジェクト紹介
「STREAMチャレンジ AI部門 2024年度」の
表彰式が行われました。
上位プロジェクトと有識者による
フィードバックコメントを動画にて紹介します。
なお、STREAMチャレンジ2024の
受賞プロジェクトは以下の通りです。
タイトル | 所属 | チーム名 | |
---|---|---|---|
最優秀賞 | AIマップ | 愛知県立東海樟風高等学校 | MONA |
優秀賞 | AI棒 | 新潟県立新潟商業高等学校 | ワンダーランド |
特別賞 | ドンピシャットワーダー | 愛知工業大学名電高等学校 | tldr |
入賞 | SNSでの性差別を無くそう | 鹿児島市立鹿児島女子高等学校 | 性差別チェッカーズ |
インクルーシブリンク | 愛知県立東海樟風高等学校 | 草食系男子 |
STREAMチャレンジ2023の受賞プロジェクトは
こちらをご覧ください。
コース内容
生徒向けとして「AI活用実践」、「AI活用実践Lite」、「生成AI活用」の三つのコースがあり、
各学校の学びに合わせて選択できます。
AI活用実践 | AI活用実践Lite | 生成AI活用 | ||
---|---|---|---|---|
コース 特色 |
実践的な探究学習を通じて AI活用の社会課題解決を行う |
短期集中型で基礎を学び 実習を行う |
生成AIの活用を学び 実習を行う |
|
レベル | 基礎 | 入門 | 入門 | |
使用 する AI種別 |
識別系AI・
会話系AI・予測系AI + 生成AI |
識別系AI・会話系AI
+ 生成AI |
識別系AI
+ 生成AI |
生成AI |
学習 内容 |
Unit 1 AIを知る
Unit 2 AI活用企画をつくる Unit 3 AI構築を体験する ★ Unit 4 AIを役立てる ★ STREAMチャレンジ ★ + 生成AI活用入門 ★ |
Try 1 AIを知る
Try 2 AIを体験する ★ Try 3 AI活用企画をつくる + 生成AI活用入門 ★ |
第1部 生成AIを知る
第2部 生成AIを体験する ★ |
|
Prediction One オプション 10~22コマ 以上 |
10~16コマ 以上 |
3コマ以上 | 2コマ以上 | |
対象 | 中学生以上(推奨:高校生) | 中学生以上 | 中学生以上 |
[注]
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※
★はAIツールを用いた実習を含む時間です。
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※
いずれのコースでも生成AI活用入門教材(2コマ分)を別途ご利用いただけます。
ノーコードでAIをつくる
二つのコースでは
複雑なプログラミングをすることなく、
ノーコード※1で誰もがAIをつくることが可能です。
「AI活用実践」では最大三つのAIツールを用いて、AIのつくり方と基本的な仕組みを理解します。
識別系AI
数多くの画像からAIが特徴を見つけ出し、適切に分類をすることを行います。機械学習、ディープラーニング、ニューラルネットワーク、教師あり学習などを学びます。


会話系AI
日本語の聞き取りや言葉のゆらぎを吸収できるAIを用いて、対話を成立させるチャットボットをつくります。インテント、フォールバック、LINEアプリ連携などを学びます。


予測系AI※2
小売店の販売データや行政のオープンデータなどを用いて、これまでの傾向をAIが学習し、未来の事象を予測します。分類、回帰、説明変数、目的変数、過学習、混同行列などを学びます。


[注]
-
※1
ソースコードを記述することなく直感的にアプリケーションやウェブサービスを開発できる技術
-
※2
予測系AI(Prediction One)はオプションです。
導入パターン
AIチャレンジは、総合的な探究の時間、
課題研究などの探究学習と、
情報Ⅰ・Ⅱ、ビジネス情報などの情報科目の
組み合わせによるカリキュラム・マネジメントや、
部活動と併用した導入ができます。
これからのAI社会で活躍するためのキャリア教育にも最適です。
画像をタップしたら拡大します。
予備知識がなくても安心!
授業用スライドや
研修動画を用意
学習指導案や授業用スライド、研修動画など教員向けのコンテンツが充実しているので、AIの専門的な予備知識がなくても教材研究に時間をかけず円滑に導入することができます。各コンテンツは自主学習にも使えるよう、「Axross Recipe」内で教材を配布しています。


「Axross Recipe」とは
現場で活躍するエンジニアのノウハウをコンテンツとして提供し、学習できるプラットフォームです。
法人のお客さま向けには「Axross Recipe for Biz」として、AI関連のオンライン学習コンテンツや集合型オンライン研修などを提供し、AI活用を支援しています。
自治体と連携したい企業必見!
官民協働による
「ふるさと教育支援」
当社からAI活用人材育成に関心がある地元企業に教育参画を働きかけ、企業の協賛で教材を学校に届ける「ふるさと教育支援」に取り組んでいます。企業が地域教育に貢献することで、地方創生の推進が期待されます。ご興味のある企業、自治体の方はぜひお問い合わせください。


教員向け教材
生成AIスキルアップ講座
教員も当たり前に生成AIを利活用する時代になりつつあります。「生成AIスキルアップ講座」は、生成AIを校務や学習活動などの教育現場で効果的に用いることで、生徒の学びに生かすことを目指しています。文部科学省が公表する「初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン」をベースに、生成AIの基礎知識から実践的な利活用法までを学ぶことが可能です。
生成AIスキルアップ講座 監修・制作協力 |
文部科学省 学校DX戦略アドバイザー/つくば市立みどりの学園義務教育学校 教頭 中村 めぐみ氏 印西市教育委員会 教育DX専門官 松本 博幸氏 |
---|
教材推薦者・アドバイザリー
メッセージ
教材推薦者
京都精華大学 メディア表現学部 教授大阪芸術大学 アートサイエンス学科 客員教授
文部科学省 初等中等教育局 視学委員
鹿野 利春氏

教材推薦者
印西市教育委員会 教育DX専門官松本 博幸氏

AIを理解し使いこなす力は、現代社会で効果的な思考や行動戦略を生み出す基盤になります。
「AIチャレンジ」は、探究学習にAIを取り入れることで、課題設定から実践までを一貫して学べる教材です。生成AIの仕組みや倫理を学びながら、問題解決力や創造力を磨くことが期待されています。また、教師向けの支援コンテンツも充実しているため、専門知識がなくても導入しやすいことが魅力の一つとなっています。
一人一人がAIの力を活用し、新たな可能性を広げるきっかけになることでしょう。
教材アドバイザリー
株式会社ELYZA 取締役CMO日本ディープラーニング協会 人材育成委員
野口 竜司氏

至る所にAIがある社会へ。そんな時代を生きる生徒の皆さん、是非できるだけ早くAIのことを学んでください。AIのことを知り、AIを使いこなす人になれば、いろんな仕事に生かすことができ、自ら新しいものを創り出すベースの力にもなるはずです。そして、AI活用企画を考え、AIを体感し、友人や家族とAIのことを話し合う。日常の中にAIを入れ込んでいき、AIを正しく使う能力を身につけていきましょう!
教員・生徒の声
導入校一覧
公立
- 岩手県立水沢工業高等学校
- 茨城県立IT未来高等学校
- 茨城県立太田第一高等学校
- 茨城県立竜ケ崎第一高等学校・附属中学校
- 神奈川県立神奈川工業高等学校
- 神奈川県立横須賀高等学校
- 相模原市立中野中学校
- 山梨県立青洲高等学校
- 長野県長野工業高等学校
- 愛知県立愛知商業高等学校
- 愛知県立愛知総合工科高等学校
- 愛知県立犬山総合高等学校
- 愛知県立春日井泉高等学校
- 愛知県立東海樟風高等学校
- 富士市立高等学校
- 三重県立津商業高等学校
- 福岡県立嘉穂高等学校
- 宮崎県立宮崎商業高等学校
- 鹿児島市立鹿児島商業高等学校
私立
- 桜美林高等学校
- 共栄学園高等学校
- 愛知工業大学名電高等学校
- 智辯学園奈良カレッジ中学部・高等部
- 金城学院高等学校
- 聖カタリナ学園高等学校
- 福岡工業大学附属城東高等学校
- 宮崎日本大学高等学校
その他
- 一関市
- 全国高等学校AIアスリート選手権大会
シンギュラリティバトルクエスト
AI入門講座
※2025年3月時点
※掲載許諾を受けた利用中の団体を記載しています
AI活用実践 | AI活用実践Lite | 生成AI活用 | |||
---|---|---|---|---|---|
使用する AI種別 |
生成AI | ○ | ○ | ○ | ○ |
識別系AI | ○ | ○ | ○ | - | |
会話系AI | ○ | ○ | - | - | |
予測系AI | ○ | - | - | - | |
推奨対象 | 中学生 | ○ | ○ | ○ | ○ |
高校生 | ◎ | ◎ | ○ | ○ | |
大学生 | - | ◎ | ○ | ○ | |
利用期間 | 1年間 | ||||
利用料 (税込) |
利用者単位 | - | 1,650円/人 | 1,100円/人 | 880円/人 |
団体単位 | 297,000円 | 165,000円 | 110,000円 | 88,000円 |
[注]
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※
申し込みは団体単位または利用者単位から選ぶことができます。ただし、予測系AIを使用する場合は団体単位の申し込みが必要です。
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※
利用者単位の場合は最少発行数20ID〜となります。団体単位の場合、教員向けの「生成AIスキルアップ講座」オンライン学習(30ID分)を無償発行します。
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※
予測系 AIを使用する場合、小学校・中学校・高等学校が申し込み対象となります。
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※
利用者一人につき1アカウントの発行が必要です。1アカウントでの複数人利用はできません。指導者用アカウントは別途発行します。
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※
AIツールを用いた実習にはパソコン(Windows、Mac、Chromebook)のGoogle Chromeブラウザ、またはMicrosoft Edgeが必要です。
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※
使用するAIツールは次の通りです。
生成AI:ChatGPT(OpenAI)/mage.space(Ollano Inc.)
識別系AI:Teachable Machine(Google)
会話系AI:Dialogflow(Google)
予測系AI:Prediction One(ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)
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※
Teachable Machineの使用には、ウェブカメラが必要です。
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※
Dialogflow使用のため、Google Workspace for Education導入環境では、管理者によるGoogle Cloud Platformの年齢制限変更が必要です。
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※
上記の内容は予告なく変更する場合があります。
教員向けの「生成AIスキルアップ講座」 | ||
---|---|---|
オンライン学習 | 集合研修 | |
特色 | 自身のパソコンで 好きな時間に eラーニングで学習 |
専門講師派遣による 学校での集合研修(約2時間) |
利用料 (税込) |
年間 33,000円 | 1回 60,500円 |
[注]
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※
オンライン学習は30ID分を発行、それ以降1ID当たり1,100円(税込)追加となります。
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※
集合研修は実施場所が遠方の場合、別途宿泊交通費が追加となります。
Pepperを活用した探究型STREAM教育
AIを実装して役立てる手段として、人型ロボット「Pepper」を活用できます。ソフトバンクロボティクス株式会社が提供する、教育機関向けのサービス「Pepper for Education」の導入もご検討ください。


ソフトバンクの教育ICT
当社は、自治体・学校法人や地域と協業しながら「教育現場でのICTの利活用促進」を目指し、子どもたちの学びを止めない環境づくりを教育DXソリューションでトータルサポートしています。





当社は「すべてのモノ、情報、心がつながる世の中を」をコンセプトに、6つのマテリアリティ(重要課題)を設定しています。「AIチャレンジ」は教育分野でのテクノロジー活用を推進し、「ICT活用による新たなライフスタイルと生活基盤の高度化」に貢献することを目指します。